クリエーションを支えるたしかな技術
ジュエリーの世界では、門外不出の職人技がかたく守り継がれています。ヴァレリーはこの独特な世界にありながら、伝統と現代性を革新的な技術で軽やかにマッチさせ、メゾンの地位を確立しました。
グワッシュ
精緻なハイジュエリー製作の最初の工程では、およそ100点のスケッチから、型のデザインを決定します。次の工程では、たしかな目と正確な素描テクニックによってグアッシュで彩色した1枚のデザイン画ができあがります。これが最終的な作品のコンセプトとなり、デザイナーと宝石職人がイメージを共有します。
モンタージュ
アイデアを形にするのは試行錯誤の連続です。デザイナーとアトリエが対話を重ねて知恵を出し合い、ベストな解決策を出す重要な過程。モンタージュに必要な試作品がいくつかできると、宝石細工師はジュエリーを構成するネジ、石留めのための枠、石、縁飾りなどのパーツ素材の正確に取りかかります。
溶接
次に宝石細工職人はトーチを用いて綿密に土台を組み合わせ、最終調整をしながら固定します。それから石留めを経て、ようやく完璧なプロポーションを誇る作品が誕生します。不可能なアイデアを作品にするため、アトリエが培ってきた宝飾技術。
研磨
精緻な研磨作業はジュエリー完成までの様々な工程で行われます。セッティングの前後に繰り返される研磨は、宝石の女王の輝きが余すところなく引き出します。オーダーメイド品を担当する研磨師の器用な手は、50時間をかけてふさわしい輝きをもたらします。