デリケートで繊細な彫刻のような華奢なジュエリーは、アクティブなシーンを想定して作られていません。静けさを好むジュエリーは屋外の運動や庭仕事や日曜大工といった作業には不向きです。ジュエリーはデリケートなお洋服と同じく、配慮が必要です。繊細を極めるリング《マイツウィン》は、それだけをジュエリーボックスにしまってください。イヤリングをつけたまま眠る習慣はもうおしまい、《グラマゾン》は外してから休ませてあげて。つけたまま眠ってしまうと、変形する恐れがあります。
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フレームの中でダイヤモンドが動かなくなったら?《ムーヴ》のリングに愛着がありすぎて、バカンスや海水浴でも外さなかったのですね。おそらく塩が中に蓄積してしまっています。石鹸や化粧水もすき間に入ってしまうとダイヤモンドの輝きを曇らせるので、ぬるめの石鹸水に浸してやわらかいブラシでクリーニングしてください。あとは冷水ですすいで、ドライヤーで乾かせば大丈夫。ほこりが張り付かないようご注意を。
大切なシーン、あるいは日常使いでも、ジュエリーはつねに気を配るべき高級品です。 お洋服に引っかかるのはセッティングの爪が動いたから。小さな音がしたら、それはダイヤモンドが立てる音。そうした場合には、念のため正規取扱店かメシカ ブティックにジュエリーをお持ちください。
ホワイトゴールド製のマリッジリングが輝きを失い、色あせたように感じられても、それは当然のこと。ホワイトゴールドは自然状態では存在しないからです。ホワイトゴールドとは、本来は黄色である純金75%と、25%の他の金属との合金によって作られており、シルバーがかった白色は合金される他の金属に由来します。この明るい輝きを強めるため、ホワイトゴールド製のジュエリーは、製造の最終工程で白色の金属であるロジウム溶液に浸され、電気分解によってゴールドを薄い層でおおいます。経年変化やまた摩擦により、このロジウム層は薄くなります。このロジウム層の下にあるゴールドの黄色が強く出るのを避けるために、メシカをはじめ多くの高級ジュエリーメゾンでは細心の注意を払い、美しい銀白色で知られるプラチナ、パラジウムと同じグループの金属と合金しています。そのため、ホワイトゴールド製のリングが時間とともにくすんだとしても色は残っているので、ぜひブティックにお持ちください。超音波によるお手入れを施すことで美しさをよみがえらせることができます。ただし、表面のこすれがひどく、あまりに摩耗している場合は、ロジウムメッキの研磨を新たに検討する必要があります。 これは根本的な加工となるため、ひとつのジュエリーにつき1度か2度しか行うことができません。
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何かご心配な場合、そうでなくても、年に一度はジュエリーの健康診断のためにメシカ ブティックにお持ちください。特別なクリーニング製品は、結局は無駄な出費にしかなりません。